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巣立ちの日

昇降口前の中庭で産まれたヒヨドリが巣立ちの日を迎えました。親鳥にとったら、ずっと手元にいたひな鳥3羽の巣立ちです。飛行がまだ上手ではないひな鳥ですが、羽根を一生懸命羽ばたかせて、1フロアずつ上がっていきます。怖さからか、なかなか次のステップに飛べず、チュンチュン鳴いている子・・・黙って心を整えている子・・・他の子たちより一足先に上手く飛び立つことができた子・・・それぞれです。その様子を屋上のアンテナの上から励ましながら見守る親鳥たち。時々は中庭まで下りてきて見守ったりもしています。これまでは巣の中で手をかけられていましたが、巣立ちに関しては近くで見守り、鳴いて呼びかけて、励ますことしかできません。飛ぶことを躊躇してその場から動けなくなっているひな鳥の近くまで来て、励ましている様子も見られました。まだうまく飛べないひな鳥にしてみたら、一番下から屋上をぬけていくのは過酷なことだと思います。飛び方を教えながら、ハラハラして見守る親鳥の気持ちもよく分かります。でもこの巣立ちの後、強く生きていくためには必要な試練ですね。子育ては人間も鳥も同じだなぁと思いながらしばらく見入ってしまいました。